ケアマネ試験勉強法 その1

 

 

 今回は趣を変えてケアマネ試験の勉強法について書きたいと思います。

 

 このような仕事をしていることもあり、また、今後自ら介護事業をやっていきたいという目論見もあるため、今年度のケアマネ試験を初めて受験しました。

 

 結果は、60問中53問正解(正答率88%)で無事一発合格できました。

 

 90%を目指していたのですが、試験時間が足りず、最後の方は焦ってしまい、思ったより手こずった感がありましたが、結果としてはまずまずという感想です。

 

 今回はケアマネ試験に挑む方に向けて、自己流ですが勉強法をご紹介しようかと思います。この勉強法はケアマネだけでなく他の資格試験でも通用すると思います。

 

 

使ったテキストは3

 

 テキストは中法規出版の以下の3冊のみです。

 

ケアマネジャー試験 ワークブック2017 3,024円(税込)

ケアマネジャー試験 過去問解説集2017 3,024円(税込)

ケアマネジャー試験 模擬問題集2017 3,024円(税込)

https://www.chuohoki.co.jp/skillup/manager/index.html?limit=20

 

 中央法規出版からお金をもらっているわけではありませんが、介護福祉士の過去問題集も使いやすく、本屋で立ち読みして他のテキストと比べてみると、やはりケアマネ試験でもこのテキストが使いやすいと判断しました。

 講座などは受講していません。テキストのみの学習です。

 

過去問だけでは合格ラインは難しい

 

 介護福祉士の場合は過去問だけでも合格できますが、ケアマネの場合は過去問だけでは合格は難しいと感じました。

 ケアマネ試験の出題範囲を網羅している「介護支援専門員基本テキスト」は1608ページもあり、かなり膨大な量です。

http://www.nenrin.or.jp/publishing/caremanager_1.html

 この量をカバーするためには過去問だけでは不足だと思います。

 

 中央法規のワークブックは出題範囲をほぼ90%カバーしており、こちらで勉強することで合格ラインまでの知識が身に着くと思います。

 

 

勉強は作業と考える(重要)

 

 ある程度ケアマネ試験の内容を知っている人であれば、過去問は後回しで良いでしょう。

 どんな問題が出るのかわからない人は直近の過去問をさっとやって雰囲気をつかんでも良いかもしれません。

 

 まずは、ワークブックにマーカーを引く作業です。

 この時点では暗記する必要はありません。暗記は最後の最後の勉強方法です。

 あまり早い時期に暗記しようとしても、試験の頃には忘れてしまう場合もあります。

 また、法制度など体系的に覚えた方が良いものは全体を理解してから暗記したほうが覚えやすいと思います。

 

 ワークブックに目を通しながら以下の事項にマーカーしていきます。

 

①自分の知らない知識

②これは出そうだと思う部分(特に間違いやすそうな部分)

 

 ワークブックには頻出分野にABとランクが付けられていますが、マーカー付けの際はランクは無視し淡々と作業に没頭します。

 

 暗記は結構ストレスですが、テキストを読みながらマーカーを引く作業は、比較的楽にできるはずです。ほとんど読書と同じです。

 夕食後テレビを見ながらでもできます。私は、時々お酒を飲みながらこの作業をしていました。

 

 おそらくこの作業をしなければ、新総合事業や地域支援事業などのややこしい体系は理解できなかったでしょう。

 これらの事項は過去問だけではなかなか理解できません。

 

 

ノート作成作業

 

 マーカーを引き終えたら今度はそれをノートにまとめる作業です。

 私の使ったノートはA5版のコンパクトで持ちやすい物です。

 最後の暗記はこれで行いますので、持ちやすい物が良いです。

 

 まとめ方は自分で理解できればどんな形でも結構ですが、コンパクトにまとめる方が後々楽かと思います。

 テキストを丸写しするような方法は時間の無駄です。要点だけをコンパクトにまとめましょう。

 

 重要なのはノートの片側(左側)にまとめていくことです。右側は左側がまとまったあと暗記ポイントを抜き書きする用にとっておきます。

字が汚いですが自分で分かればそれでいいです

 

 だいたい3冊程度のノートが必要だと思います。できるだけ良い紙を使っているノートと、書きやすいペンを使ってください。作業が楽になりますし、結構楽しめます。

 マーカーなどで強調したりカラフルにすることは勝手ですが、時間がかかりますので、私の場合は黒1色です。

 

 

ノートの左側作成が済んだら過去問を解く

 

 ノートにまとめたことである程度の知識が身についているはずです。

 次に過去問に取り組みましょう。これで現在の力量が確認できます。7割正答できれば合格は近いです。

 既に過去問をやってしまっている場合は、模擬問題を解きます。

 

 過去問を解く際も覚えるのではなくクイズに答えるように解いていけば良いです。

 初めて試験に挑戦する人は、過去問に取り組むことで、試験の出題の癖がわかります。

 結構細かい知識が必要なこと、引っかけがたまにあることなどを理解します。

 

 過去問や模擬問題をやりながら自分の知らない知識が出てきたらマーカーをします。そしてマーカーした部分をノートに追記します。

 

 次回に続く。

 

 

 

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