加算の取得は質の高いサービスと収益性強化の両立
各種加算は質の高いサービスを実践している場合に取得できます。 少々乱暴に言えば、これは逆に、加算を取得することで質の高いサービスが提供できるということでもあります。
加算を取得するためには、各種の基準を満たす必要があるわけですが、これらの基準を満たすために事業所として組織的に取り組むことは、それ自体が、サービスのクオリティー向上に結びつくようになっています。
例えば処遇改善加算ならば、スタッフ一人ひとりに目標設定した計画的な研修が必要です。また、居宅介護や訪問介護の特定事業者加算であれば、定期的にスタッフが集まって、ご利用者のケースを検討する会議が必要になります。
こうした取り組みは必ずスタッフのスキルを向上させ、事業所のサービスのクオリティーを向上させます。
そして、それらは加算となって収益に跳ね返ってくるのです。これを負担と思うか、質の向上の取り組みと考えるかの違いが、事業所の売り上げを左右します。
加算取得と人材の確保―辞めない職場づくり
スタッフの定着率を上げるには、給与を上げることが第一の手段です。
しかし、介護・福祉の仕事は報酬が決まっていますから、なかなか事業所ごとに給与の差をつけられません。他の事業所より良い報酬を出すためには、加算の取得が大変重要になります。
介護・福祉事業を拡大するためには、事業所と利用者の数を増やしていくことが王道です。しかし、新な事業所を開設したくても人材が居ないというのが現実ではないでしょうか?
実は、人材の確保には、求人広告にお金をかけることも重要ですが、それよりも辞めない職場づくりをするのが第一です。
加算の取得をすることでより良いサービスをすることは、スタッフのプライドを満足させる効果がありますし、仕事の不安を解消させます。結果、スタッフの定着率はアップするでしょう。
各種加算の取得を支援します
処遇改善加算
この加算を取得することはスタッフの処遇を大きく改善させます。 特に訪問介護では必須の加算であり、必ず取得する必要があるでしょう。
キャリアパスの整備から加算の申請まで、Care Biz Supportでは完全にサポートします。
特定事業所加算(訪問介護)
特定事業所加算は、サービスそのものクオリティーを上げるためにもぜひ取得した加算です。 訪問介護でいえばⅠは無理でもⅡは比較的取得が可能です。それでも10%加算ですから、処遇改善加算と合わせて30%以上の収益向上がはかれるのです。
Ⅱを取得するためには資格要件が重要ですが、介護福祉士でなくとも実務者研修修了していれば資格要件に該当してきます。